2013年~2014年度クラブ会長挨拶

クラブ会長挨拶

まず自己を磨こう! そして情熱行動力で地域奉仕を2013年~2014年度会長テーマ

会長 藤井 丈久会長 藤井 丈久幹事 石井 正次幹事 石井 正次

今年でiシティは創立3年目を迎えます。3年目というのは一つの区切りといいますか、にあたります。石の上にも3年とか三つ子の魂 百までもという諺があります。今年はその3年目に入るのですから、ロータリアンの基本としての”自己練磨の総仕上げの年”ともいえるでしょう。

磨くとは本来自身が持っている可能性(資質)を、高い志を持つことで、より最大限に引き出し”光り輝く”ことを意味します。 ダイヤモンドやプラチナ、金という貴金属の原石は最初から輝いていません。様々な工程を通して、最後に研磨という作業を施すことにより眩しいほどの光を放つ美しい宝石に変わります。また、鉄という金属も非常に酸化されやすい金属なので、元々は錆びています。しかし高潔な精神にして、魂のこもった刀鍛冶の匠技によって、徹底して鍛錬されることで日本一の名刀となり得るのです。 私達がロータリアンとして自己を磨くということは、ロータリーの基本理念をよく学び、奉仕の精神を会得し、そして利他の心をもって行動する人間になることではないでしょうか。正にロータリーの基本概念は、Enter to learn, go forth to serve. つまり、入りて学び、出でて奉仕せよにあるのです。

その練磨の過程として、私達も貴金属や鉄と同じ様に研磨が必要になります。世界には120万人(34,000クラブ)を超え、国内には9万人(2,300クラブ)以上の同じ志を持った仲間がいます。クラブ歴としては50年から60年以上の歴史を誇る伝統のクラブが数多あり、その中には、あらゆる分野で活躍されている、社会的にも、人間的にも立派な先輩方が沢山おられます。ロータリークラブは人材の宝庫です。 クラブ歴3年目の私たちが自己を磨いていくには、こういった仲間との交流を積極果敢に挑むことで、研磨され続けます。ロータリークラブの世界には上も下もありません。会員は皆公平です(勿論、人生の先輩・後輩としての礼節が前提ですが)。 ロータリークラブが催す様々な交流の場を活用し、チャンスを自ら作り、人との交流、人との出会いという”未知なる扉”を自らの手によって何枚も開き続けていくことで触発され、啓発されることで、自らが持つ自己の最大限の可能性を引き出すことができるものと信じます。
また物事を達成するには、理念や理論、企画力や戦略も確かに必要でしょう。・・・が、同時に、達成に必要なことは、第一に、昨年ノーベル賞を受賞した山中教授のように、とにかく、今まで医療の光の当たらなかった難病で苦しんでいる多くの患者さんを一日も早く助けてあげたい!という自分は相手の為に何ができるかの使命感(mission)であり、そして、第二に、不可能を可能にするために、理屈や理論を超えた、よし、必ずやるぞ!という心意気、つまり情熱(passion)ではないでしょうか。 そして第三に、行動力(action)です。
行動無き理論や戦略は”絵に描いた餅”で観念の世界に過ぎません。観念からは何も創れません。先ずは行動を起こすことです。 この使命感情熱行動力という三つのキーワードへの飽くなきアプローチこそが、自己を磨くための早道なのかもしれません。

私達iシティの会員は今年も皆一丸となって、この3年目で更に自己磨きを深化させ、クラブが目標とすることに情熱の焔を燃やし、行動を起こして、地域に奉仕の芽を植え続けていこうではありませんか。