ロータリーテーマ

2017-18年度国際ロータリー会長 イアン・ライズリー氏

2017-18年度国際ロータリー会長 イアン・ライズリー氏

2017-18年度国際ロータリー会長 イアン・ライズリー氏



ロータリー:変化をもたらす


数年前、知り合った人からある質問をされました。
「ロータリーとは何ですか?」
シンプルであるはずのこの質問に答えようと口を開きかけたところで、思わず止まってしまいました。どこから説明してよいか分からなかったのです。ロータリーとは何かを、私が知らなかったわけではありません。問題は、ロータリーがあまりに大きく、複雑すぎて、簡単に説明できないことでした。 ロータリーとは、会員制の団体、クラブを基盤とした団体、奉仕を行う団体であり、町ごと、地域ごと、そして全世界で活動する団体です。その会員は、地域社会のメンバー、事業人、職業人であり、現役で仕事をする人もいれば、定年退職した人もいます。そして、世界のほぼすべての国で活動しています。120万人の会員一人ひとりが、独自の目標と優先を掲げ、一味違った経験をしています。一人ひとりが、ロータリーを独自の解釈で理解しているのです。

私にとってロータリーとは、どのような団体かではなく、何をしているかで定義されます。すなわち、ロータリーが私たちに与えてくれる可能性、そして、その可能性を有意義かつ持続可能な奉仕によって実現する方法によって、定義されるのです。ロータリーには、112 年の豊かな歴史があります。この間にロータリーは、徐々に成長し、成熟し、会員と地域社会の変わりゆくニーズに対応しながら、ある意味で大きく変わりました。 しかし、その根底にあるものは同じです。それは、地域社会と世界に変化を生みだしたいという願い、そして、ロータリーを通じてそれを実現できるようになった人が集まった組織だということです。ロータリーとは何ですかという問いに、私たちは行動をもって答えます。奉仕を通じて変化をもたらすことによって。
組織として、私たちは、ロータリーとは何か、何をするのかを世界に理解してもらうことが、いかに重要であるかを認識しています。同時に、各クラブがロータリー奉仕を独自に定義することが、かつてないほど重要であると自覚しています。ロータリアンである私たちは、これまでよりも柔軟に、クラブの例会、活動、発展の方法を決定でき、また、もっと多くの女性や多様な会員を迎え入れて、地域社会の特色をクラブに映し出すことに力を注いでいます。長期の計画、持続可能な奉仕、全レベルでのリーダーシップの継続性を重視することで、ロータリーが世界有数のボランティア組織であり続けるよう努力しています。

2017-18年度、ロータリーとは何ですかという問いに、私たちはロータリー:変化をもたらすというテー マで答えます。それぞれどのような方法で奉仕することを選んだとしても、その理由は、奉仕を通じて人びとの人生に変化をもたらせると信じているからです。新しい遊び場や学校をつくる、医療や衛生設備を改善する、紛争仲裁者や助産師を研修するなど、私たちはその活動が、人数が多かろうが少なかろうが、誰かの人生をより良くしているのだと知っています。ロータリー入会のきっかけが何であれ、私たちがロータリーにとどまり続けるのは、ロータリーで充実感を得ることができるからです。この充実感は、毎週、毎年、変化をもたらすロータリーの一員であることから湧き出てくるものなのです。


2017年国際協議会
RI会長エレクトによるテーマ講演


2017-18年度
国際ロータリー会長
イアン H.S. ライズリー
2017年1月16日

おはようございます。
昨晩は晩餐会を存分に楽しんでいただけたことを願っています。皆さん、ぐっすりとお休みになりましたか?仕事にとりかかる準備は整っていますか?

2017-18年度国際ロータリー地区ガバナーの皆さんを正式に国際協議会にお迎えでき、とても嬉しく思います。

歴代の会長エレクトも同じだったと思いますが、こうして皆さんの前に立つと、20年ほど前、ここからそう遠くないアナハイムで(ガバナーエレクトとして)出席した国際協議会を思い出します。

あの協議会の数カ月前、当時のガバナーから、国際協議会は人生を変えるような経験であり、ロータリーで得られる最高の体験になるはずだと言われました。何度も言うので、正直言って少しうんざりしていました。確かに国際協議会はとても楽しく、研修に励み、開眼させられるような経験になるだろうと感じていましたが、人生を変えるほどとは考えていませんでした。

私の予想が正しかったと言ったら、皆さんはショックを受けるかもしれません。国際協議会は、私の人生を変えませんでした。

とても楽しく、研修に励んで多くを学び、新しい情報を頭に詰め込んで帰国しましたし、生涯の友も得られました。今年モデレーターとして活躍中のスチュワート・ヒールさんもその一人です。

本当に素晴らしい経験でしたが、人生を変える経験ではありませんでした。

人生を変えたのは、その後の1年間です。

国際協議会でガバナーエレクトたちとホテルで過ごした7日間ではなく、ロータリアンの仲間たちと過ごした365日が私の人生を変えたのです。その1年間に、ロータリーの奉仕によって可能となった変化を目の当たりにし、自分がしっかりと役目を果たせば地区が人びとの人生に変化をもたらせると知りました。今、私たちは大きなことに乗り出そうとしています。大小さまざまな方法で、自分の人生を変えるような経験に乗り出そうとしています。この経験は、私たちの知らない、おそらく決して会うことのない無数の人びとの人生さえも変えることになるでしょう。

実際、ここを去った後に私たちが行うことが、真の変化をもたらすのです。

今週ここに集まったのは、私たちが大切にするロータリーが、これからの1年間、そして自分が生きている間だけでなく、その後もずっと奉仕を続け、成長していけるようにするためです。

ロータリーが末永く存続し、その重点分野と計画立案において持続可能性と継続性を保てるようにするために、私たちはここに来たのです。
ですから、次年度を考えるときには、リーダーとなる「自分の」年度としてではなく、「ロータリーの」年度として見なければなりません。自分が輝くためにロータリーが与えてくれた1年ではなく、自分がロータリーに与える1年とし、ロータリーが一層明るく輝けるようにしなければなりません。

私たちの仕事は、国際ロータリー理事会がロータリー全体のために現在の戦略計画で定めた3つの戦略的優先事項によって導かれます。

  • クラブのサポートと強化
  • 人道的奉仕の重点化と増加
  • ロータリー公共イメージと認知度の向上

どうしたらクラブをサポートし、強化できるでしょうか。まず、クラブが成功するための手段を提供することから始めましょう。

最近、会費増額が承認されたおかげで、各種のオンラインツールを大幅に改善し、クラブをより良くサポートするための数々の大きな変更が導入されることになります。特に、新しくなったRotary.org(ロータリーウェブサイト)、シンプルになったロータリー財団補助金の手続き、My ROTARYの改善に加え、全クラブにとって不可欠なツールロータリークラブ・セントラルが再構築されて、より効果的でスピードが速くなり、使いやすく、スマホでも見やすくなります。これらは、ロータリーの貴重なリソースの重要な活用であると言えます。

私たちが取り組むべきクラブの具体的な課題について考えると、2つのことが頭に浮かびます。一つは男女会員のバランス、もう一つはロータリアンの平均年齢です。

規定審議会がロータリーに女性の入会を認めることを採択してから、28年が経ちます。しかし、女性会員の割合は、10年前の約13パーセントよりは増えたものの、わずか20パーセント強にすぎません。このペースだと、ロータリーのあるべき姿である男女均等を実現するまでに、あと30年かかってしまいます。

私たちの住む世界を反映したロータリーを実現するために、30年も待っていられません。今、これに優先して取りかかる必要があります。539名の次年度ガバナーのうち、103名が女性です。これらの皆さんは、ロータリーが必要とする女性の素晴らしい模範です。地域社会のすべての人とつながり、すべての人を代表し、支援するためにリーダーシップを発揮できる女性を、ロータリーは必要としています。つまり、ここにいる皆さんのような方々です。

会員属性に関する2つ目の重要課題は、年齢です。1905年にシカゴで初めてロータリーの例会を開いたとき、ポール・ハリスは36歳でした。今日、40歳未満の会員は、報告済み会員のわずか5パーセントしかいません。たったの5パーセントです。会員の大半は60歳以上です。しかもこれは、全体のわずか半数にあたる、年齢について報告した会員だけを基にした統計であり、年齢を明かしていない会員は含まれていません。

若い会員の入会促進に真剣に取り組まなかったら、10年後、20年後にロータリーがどうなっているかを想像してみてください。若い会員の入会と参加を絶えず促していくための新しく、より効果的な方法を、何としても見つけなくてはなりません。そのような方法があれば、次世代の会員とリーダーを継続的に生み出すことができるでしょう。これは、組織の繁栄にとって極めて重要なことです。

人道的奉仕の重点化と増加という、戦略計画の2つ目の戦略的優先事項についてはどうでしょうか。

ロータリーには6つの重点分野があります。そのすべてに不可欠な要素の一つが、持続可能性です。私たちは井戸を掘っただけで立ち去ったりしません。これらの井戸を地域社会が維持し、修理できるように必ず見届けます。クリニックを建てたら、ロータリーが支援し続けなくても自力で運営していけるようにします。ポリオについて言えば、活動の目的はウイルスを封じ込めることではなく、撲滅することです。

ポリオ撲滅は、持続可能な奉仕の究極と言えます。その投資が世界的な規模で生み出す恩恵は、長期的であるだけでなく、恒久的です。

もちろん、ポリオ撲滅はロータリーの歴史において独特なものですが、ロータリーが成し得ることの可能性を示しています。ポリオ撲滅活動は、ロータリーのあらゆる奉仕のモデルとなるべきであり、奉仕のインパクトを大きくする最善の方法は持続可能性を高めることで、多くの場合、他団体とパートナーシップを組むことであると、世界に対して強調するものであるべきなのです。

3つ目の優先事項は、公共イメージと認知度の向上で、これは自ずとほかの2つの目標と結びつきます。私たちは今週、新しい公共イメージキャンペーンの予告を目にする機会があり、一貫したブランドを伝えることの重要性と、ロータリーのストーリーをより効果的に伝える方法について話し合います。ロータリーとは何か、どんな活動をしているのかをより良く伝えられれば、ロータリーにふさわしい新会員の入会を増やすことができるでしょうし、ロータリーの奉仕でより大きな成果を上げるために協力するパートナー団体を増やすことができるでしょう。

これらの優先事項をすべてまとめると、一つの言葉になります。それは持続可能性です。

持続可能性には、あらゆることを支えるもう一つの側面がありますが、この側面はロータリーでほとんど語られません。この側面について、私たちの責任ではないとしてこれ以上棚上げすることはできません。

それは、この地球の持続可能性です。

1990年、当時のパウロ・コスタRI会長は、すべてのロータリアンに地球の環境保全を呼びかけました。こう強調することで、コスタ会長はロータリーの環境に対する良心を呼び起こしたいと願っていました。地球に貢献することで、未来への貢献に対する誓いを新たにしたのだと、コスタ会長はおっしゃいました。

今日、環境の悪化と気候変動は全人類への脅威となっています。影響を最も受けやすいのは弱い立場にある人たちであり、そのような人たちこそ、ロータリーが助けていく必要があります。それにもかかわらず、環境問題がロータリーで議題に上がることはほとんどありません。

環境の持続可能性がロータリーの懸念分野ではないと言えたのは、昔の話です。今や、環境問題はあらゆる人にとって懸念すべきことです。

そこで私は、新ロータリー年度開始から2018年4月22日のアースデイまでの間に、各会員につき少なくとも1本の植樹をするよう、すべてのロータリークラブにお願いしたいと思います。この取り組みで120万本の新しい樹木が植えられ、環境への良い影響があるでしょう。ただ、私はそれよりもっと大きな影響があると願っています。それは、この取り組みを通じて、この地球に住む人だけでなく、私たちが住み、頼っている地球そのものを救う責任がロータリーにあると、私たちが気づくことです。これを、2017-18年度のロータリーの取り組みとすることができます。

このスピーチのはじめに、人生を変えるロータリーの経験について触れましたが、最後のしめくくりとして、人生を変えた私自身の経験についてお話ししたいと思います。これは、私の奉仕とロータリーへの熱意を形づくることとなった経験です。

31年近く前の1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所の4号炉で事故がありました。日付まで覚えているのは、その日が私の39歳の誕生日だったからです。この事故で、ウクライナと隣国のベラルーシ、そしてヨーロッパ全体にも甚大な問題を引き起こしたことは、今や誰もが知っています。

その後の数年間、オーストラリア政府は、チェルノブイリの子どもたちが太陽ときれいな空気の中で過ごせるように、大勢の子どもを短期休暇のためにオーストラリアに招くプログラムを実施しました。私たちのロータリークラブは、ある週末にバス一台に子どもを乗せ、サンドリンガムのビーチに連れていって世話をすることを申し出ました。そのビーチにはたまたま、数年前にクラブが建設した素晴らしい遊び場がありました。

子どもたちと一緒に楽しいひと時を過ごしましたが、彼らは皆、本来よりも少し痩せ気味で、顔色もよくないようでした。彼らが去った翌週、地元新聞の一面に、クラブがつくった遊び場で鉄棒に逆さまにぶらさがる幼い少女の写真がありました。満面の笑みを浮かべ、薄すぎる髪が風にたなびいている写真でした。その隣には、木製の支柱に刻まれたロータリーの歯車が写っていました。

その写真を見たとき、その少女とロータリーの歯車を見たとき、私たちが日々経験するロータリーの力に気づきました。助けを必要とする人たちのために変化をもたらすロータリーの力を。

変化をもたらすとは、ロータリーでいつも耳にする表現です。変化をもたらすことは、私たちに与えられた機会であり、私たちが活動を通じて行っていることです。

だからこそ、私たちはこの国際協議会にやって来たのです。世界に、地域社会に、人びとの人生に変化をもたらすために。これは2017-18年度の目標であるだけでなく、テーマとなります。

ロータリー:変化をもたらす


各クラブとロータリアンがどのような変化をもたらすことを選ぶかは、それぞれが決めることです。しかし、私たちはロータリーという組織とその共通理念、すなわち、倫理の重視と超我の奉仕への献身によって結ばれています。

チェルノブイリの子どもたちを助けるために、個人として、私に、そしてほかの人たちに何ができたでしょうか。どこから始めればよいのか、見当さえつかなかったでしょう。しかし、ロータリーを通じたからこそ、サンドリンガムにある私の小さなクラブでさえ、変化をもたらすことができたのです。

ロータリーでは、一人ではできないことも力を合わせれば実現できると、私たちは知っています。このことが、ロータリーのあらゆるレベルに当てはまる、奉仕の土台となる理念です。今週ここにいる私たちは皆、昨晩申し上げたように、一つのチームとならなくてはいけません。私たちを結び付けているのは、ロータリーを前進させ、その未来を末永く守るという共通目標です。このチームワークと協力の精神を忘れずに、地区に戻って実践してください。

次年度が、リーダーとなる自分の年度ではないということを、もう一度申し上げます。私たちの仕事は、ロータリーが輝ける年度とすることです。ロータリーでの奉仕に、全員で全力を尽くす年度です。より良く、持続可能な方法で奉仕できる強くて活気あるクラブを築きながら変化をもたらしていくのは、ロータリーです。ロータリーが奉仕活動で知られ、成長・存続し、ますます力をつけながら地域社会に、国に、そして世界に変化をもたらすことができると信じることです。

ロータリー:変化をもたらす。これが、次年度に私たちが成し遂げることなのです。
ご清聴ありがとうございました。


プロフィール


イアン・ライズリー
2017-18年度
国際ロータリー会長
Sandringhamロータリークラブ所属
オーストラリア(ビクトリア州)


公認会計士。1976年に自身が設立したIan Riseley & Co.の社長。同社設立以前は、大手会計事務所や企業の監査および経営コンサルティング部門に勤務。

私立・公立学校の理事、サンドリンガム市諮問グループのメンバー、Beaumaris Sea Scouts Groupの会長、Langi-Taanスキークラブの会長などを務めた経験があり、現在は多くの慈善団体で名誉監査人やアドバイザーを務めている。

東チモールでの活動を称えられてオーストラリア政府より「AusAID Peacebuilder Award」を受賞。オーストラリアの地域社会への貢献が認められてオーストラリア勲章を受勲。また、ロータリー財団からは「ポリオのない世界のための奉仕賞」の地域賞を受賞。

1978年にロータリークラブ入会。RI財務長、理事、数々のRIおよび財団委員会の委員長と委員などを歴任。

パストガバナーであるジュリエット夫人とともに、メジャードナーおよびロータリー財団遺贈友の会会員。お二人のお子さんと4人のお孫さんがおり、ムアルーダックにある自宅の7ヘクタールの敷地では、持続可能で有機的な生活哲学を実践している。


ガバナーあいさつ
地区チームはクラブの為に


2017-18年度
国際ロータリー第2750地区
ガバナー 猿渡 昌盛

国際ロータリー第2750地区ガバナー 猿渡 昌盛

国際ロータリー第2750地区ガバナー 猿渡 昌盛氏



2017年1月15日より20日まで、米国カリフォルニア州サンディエゴのマンチェスター、グラントハイアットホテルにて開催された国際協議会に参加致して参りました。

ライズリー会長エレクトは大変気さくな方で、国際協議会の本会議2回目に、音楽に合わせリズミカルに身体を動かしながら演台に進み、明るい声で2017-18年度のテーマを発表されました。テーマは、Rotary:Making A Difference、ロータリー:変化をもたらす、です。

ロータリーとはどのような団体で、どんな奉仕活動をしているのかと質問されて、一言で説明するのは大変な事です。専門用語を並べて説明しても部外の人には難しく、ポリオの撲滅に多大な支援をしている事、国際理解の為に青少年をお互いの国に派遣し合い世界平和の為に尽くしている事、紛争解決の専門家を育成するために学費の援助をしている事、どれも素晴らしい事業ですが、ロータリーのギアのマークは知っていても活動内容を正しく理解している人は少ないのです。

そこで、ライズリー会長エレクトは、RI理事会が決めた3つの戦略的優先事項
  • クラブのサポートと強化
  • 人道的奉仕の重点化と増加
  • 公共イメージと認知度の向上
を掲げると共に、環境の悪化と世界的な気候変動は全人類への脅威であり「環境の持続可能性がロータリーの懸念分野ではないと言えたのは、昔の話です。今や環境問題はあらゆる人にとって懸念すべきこと」と述べ、120万会員
一人一人が木を植えよう、地球の緑化を推進しようと呼びかけられました。各クラブの会員が7月1日より来年の4月22日のアースデイまでに会員の数の植樹をしよう、との呼びかけです。地区としても各クラブの記念行事等には、実施して戴きたくお願い申し上げます。

次に、RIの各種オンラインツールが大幅に改善されます。皆様もすでにご覧に成ったと思いますが、ライズリー会長エレクトのテーマ発表の挨拶は、インターネットを使い即時に世界中に発信されました。会員の皆様は、マイロータリーで見る事が出来ます。マイロータリーには、RI会長賞の受賞資格や達成項目の説明も掲載されております。マイロータリーには、クラブの会員増強目標や、会員の年齢構成、クラブの過去の状況が一目でわかるようになっています。そして、ロータリークラブ・セントラルには、各クラブの現況や奉仕活動が数値として記入出来る様に成っています。

ガバナー補佐や地区役員の皆様には担当グループ内の各クラブの現況や会員構成、寄付金額の状況、補助金の申請等が一目で把握出来ます。パソコンが苦手の方も中には居られると思いますが、これを機会にぜひ挑戦して戴き、ご自分のスキルに変化をもたらして戴きたいと思います。

RI会長賞に付きましては、必須活動と達成課題が記載されております。中には大変厳しい課題も含まれておりますが、RI会長賞を目指す事は、クラブの例会や事業を活性化する事に成ります。RI会長賞を受賞することはクラブとして名誉な事で有りますが、会長賞受賞を狙うことでクラブの円滑な運営が犠牲に成っては意味が有りません。RI会長賞は目的ではなく、クラブを活性化させる為の手段や方法と考えて戴き、活発なクラブ運営の結果がRI会長賞に繋がると思います。たくさんのクラブの受賞をご期待申し上げます。

昨年は、規定審議会にて大胆な規則の変更が行われました。クラブの活性化の為に、例会の頻度、形式、出席に関する柔軟性が認められました。また、Eクラブと従来のロータリークラブの区別が無くなりました。会員の種類も地元のニーズにより、各クラブで柔軟に会員の種類を追加出来ます。しかし、伝統有るクラブでは従来のクラブ運営でも構わないし、朝や夜間に月2回の例会も可能と成りました。

しかし、何故変わる必要が有るのでしょうか?やはり、会員数の減少と会員平均年齢の高齢化に有ります。10年後のクラブは確実に平均年齢が10歳上がります。ポール・ハリス が1905年にロータリークラブを設立した時、彼は36歳でした。クラブの3年後、5年後、10年後の姿を想像して下さい。自分のクラブが時代の変化に取り残されて衰退するのか、時代の変化に柔軟に対応し魅力溢れるクラブとして発展するのか。地域で活躍する女性や若い人を受け入れるためにも、時間の負担、会費の負担を柔軟にクラブ運営に変化をもたらし、より多くの仲間を増やして戴きたいと思います。特に女性会員は日本では5%に過ぎませんが、今回の国際協議会に集った539名のガバナーエレクトの内103名、19%が女性でした。ライズリー氏はロータリーの有るべき姿は、男女均等と述べられました。

最後に、ロータリー財団は100周年を迎えました。ロータリーの素晴らしい事業の数々は財団の補助金により実現できたものです。寄付に目標額を設定する事や、人の善意を数値化して競うのは如何なものかとのお叱りも有りますが、ポリオの撲滅にはまだまだかなりの財源が必要です。今、ポリオ撲滅運動を止めてしまいますと、人からの感染により37名の発症例がすぐに何百何千と拡大してしまいます。世界にはまだまだロータリーの援助を求めている人や国が沢山有ります。ロータリーは奉仕活動の持続可能性を推進します。ただ与えるだけでは無く、奉仕したプロジェクトで、現地スタッフや技術指導者の育成による事業運営の持続性を目指します。本研修は、RI会長エレクト、イアンH.S.ライズリー氏のテーマ「変化をもたらす」の趣旨と意義をお伝えし、ガバナー補佐、地区幹事、会計、グループ幹事、各委員会委員長、副委員長、委員の皆様に地区チーム一丸と成って地区の運営と各クラブの活性化の為にご尽力戴きたく開催致しました。

ロータリーの基本はクラブに有ります。地区は、各クラブの活性化の為にお手伝いさせて戴きます。伝統を守る、或いは柔軟な変化をもたらすか、多様なクラブ誕生の一年で有りますが、充実した一年にしたいと思いますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

プロフィール

2017-18年度
国際ロータリー第2750地区
ガバナーエレクト
猿渡昌盛
東京武蔵府中ロータリークラブ所属

生年月日
1953年4月23日
学歴
1977年3月 國學院大學 卒業
職歴
1986年4月 太宰府天満宮権禰宜
1988年4月 大國魂神社権宮司就任
1998年12月 大國魂神社宮司就任
ロータリー歴
2004年4月 東京武蔵府中RC入会
2006~07年 東京武蔵府中RC幹事
2009~10年 東京武蔵府中RC会長
2014~15年 多摩東グループ ガバナー補佐
受賞歴
2015年 東京都知事表彰
その他役職
1995年 府中市文化財審議会理事
1995年 府中市遺跡調査会理事
1999年 学校法人國學院大學協議員
2007年 神社本庁府中刑務所教誨師
2007年 ㈳法人茶道裏千家淡交会
東京第八南支部副支部長
2011年 多摩信用金庫理事
メジャードナー
ベネファクター
ポール・ハリス・ソサエティ
米山功労者マルチプル

2017-18年度 地区重点目標

  1. RI会長テーマとRI強調事項の推進
    • RI会長テーマ『ロータリー:変化をもたらす
    • RI強調事項
      1. ポリオ撲滅の達成
      2. 会員増強(意欲と思いやり、知恵にあふれた人材)
      3. 柔軟性のあるクラブ(活性化)
      4. ロータリーの未来を担う若者たちの育成

  2. 地区強調事項
    1. クラブと地区チームの連携を密にする
    2. 奉仕の実践と歴史、市民意識等を研究する
    3. 地区活動の取り組みに「戦略計画」を立てる
    4. 2020年東京オリンピック・パラリンピックを支援する
    5. クラブの情報交流を深めクラブの基盤維持を支援する
    6. 公共イメージ向上と広報活動を積極的に推進する

  3. 会員増強とクラブ基盤強化への支援
    1. 会員数の純増を50名以下のクラブは1名、51名以上のクラブは2名
    2. 女性会員の純増を50名以下のクラブは1名、51名以上のクラブは2名
    3. 40歳未満の会員の純増を会員が50名以下のクラブは1名、51名以上のクラブは2名

  4. ロータリー財団への支援
    1. 前年クラブの実績より10%アップの目標設定
    2. 年次基金 会員1名、150ドル以上
    3. ベネファクター(恒久基金への寄付が1,000ドルに達する寄付者)
      • 会員99名以下のクラブは1名以上
      • 会員100名以上のクラブは2名以上
    4. ポリオプラスへの寄付
      • 1クラブで1,000ドル以上
    5. 大口寄付者
      • レベル1(寄付累計額が10,000ドルに達する寄付者)~地区で10名以上
      • レベル2(寄付累計額が25,000ドルに達する寄付者)~地区で2名以上
    6. 地区補助金、グローバル補助金を活用したプロジェクトの立案、実行

  5. 公益財団法人ロータリー米山記念奨学会への支援
    • 地区として、特別寄付と普通寄付を合わせて1億円
    • 会員一人当たり20,000円以上


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